nanom - フロンティアカーボン株式会社

Home > ニュース > 月刊「  っとナノム」

ニュース

月刊「  っとナノム」

もっとナノム、きっとナノム、きらっとナノム、ずっとナノム・・・の気持ちを込めて、
進化し続けるフラーレンやナノムシリーズの様々な素顔をお伝え致します。

有機デバイス分野におけるフラーレンへの期待

有機デバイス開発が熱い

 有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタ等を始めとする有機デバイスの開発が活発になってきています。有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)では、ソニー(株)が同技術をディスプレイ用いた超薄型テレビを世界で初めて2007年内に発売することを発表するなどのニュースが記憶に新しいところです。
 月刊「__っとナノム」でもご紹介してきておりますが、フラーレンは有機デバイス分野において、重要な材料の一つとして注目を浴びております。

ドライプロセス用 高純度C60

 有機デバイスのドライプロセス(気相中で蒸発・昇華した分子を気相から成膜する手法)に使用される有機材料は、一般の有機材料と比較して非常に高い品質を要求されます。例えば溶媒等の揮発成分の残留は、微量であっても高真空のドライプロセスに影響を及ぼす可能性があります。
 本年3月に開催された第54回応用物理学会における大阪大学らの報告では、C60の精製を繰り返すことにより有機薄膜太陽電池においてC60が太陽光によって励起し生成する励起子の拡散長が伸び、電池の効率が向上することが示唆されています(発表番号:28p−V−12)。
 弊社では、独自の精製方法を組み合わせ、非常に高純度のC60(製品名「nanom purple SUH」)を得ることに成功しております。

ウェットプロセス用 PCBM誘導体

 有機デバイスのウェットプロセス(溶媒やポリマー等に溶解した分子を塗布によって成膜する手法)に使用されるフラーレン誘導体として、最も多く使用されているのがPCBM(Phenyl C61-Butylic acid Methyl ester)と呼ばれる誘導体(製品名「nanom spectra E100」)です。
 PCBMはウェットプロセス用の標準フラーレン誘導体として広く使用されていますが、最近ではエステル部位のアルキル鎖の長さを変えた誘導体を用いると、有機薄膜太陽電池の性能が上がるという報告もあり、弊社では当該誘導体の供給もしております。
 また上記応用物理学会では、(独)産業技術総合研究所(産総研)らによりC60ではなくC70を原料としたPCBM誘導体において、有機薄膜太陽電池の変換効率が向上したという報告もされており(発表番号:29a−V−10)、新しいフラーレン誘導体への期待が高まっております。

有機EL、有機薄膜太陽電池研究向けフラーレン誘導体販売キャンペーン

 弊社では、このような有機デバイスの開発熱の高まりに合わせて、有機デバイス用フラーレンを多くの方にご検討して頂けるよう、5月15日より7月31日までの予定で販売キャンペーンを実施しております。昨年秋にもご好評頂いたキャンペーン対象製品に、今回はC70PCBMもラインアップに加えておりますので、是非ご検討下さい。

  っとナノム」バックナンバー