フラーレン 世界初の産業分野適用へ (2003/05/30)
関西熱化学株式会社とフロンティアカーボン株式会社は、フラーレン類を使用して電気二重層キャパシタの性能を大幅に
向上させる、新しいタイプの電気二重層キャパシタ用電極材料を開発しました。これはフラーレン類の一般産業分野への
世界初の適用となります。
電気二重層キャパシタは、電池とキャパシタの中間的な特性を備えた電子部品です。大電流での充電、放電ができ、 瞬間的に電気を蓄えたり、取り出せる特性があることから、あらかじめキャパシタに蓄えておいていた電気を電池の 代わりに放出することで、電池の寿命を大幅に伸ばせます。主な用途は、携帯電話やノートパソコン等の携帯型電子機器 ですが、最近では機能が大幅に改善してハイブリッドカーや燃料電池車などへの応用が期待されております。従来の キャパシタは、電極材として活性炭を用いていました。 関西熱化学は、各種の炭素材料を検討しておりますが、この度フロンティアカーボン社が製造しているフラーレン類に 同社の開発した処理技術を用いることで従来の性能を大幅に上回る電極材が開発可能となりました。両社が開発した キャパシタ用電極材料は、従来品に比べて、特殊な細孔構造を有していることが特徴です。このため、静電容量が大幅に 向上し、キャパシタの高性能化、小型化、軽量化が可能になると期待されます。 フロンティアカーボン社は、ナノテクノロジーの代表格であるフラーレンの世界で初めての量産を目指して、2002年の5月 からフラーレン類のサンプル出荷を開始しており、2003年5月から北九州の黒崎製造センターにて年産40tのプラントを スタートさせております。現在様々な分野で用途開発を顧客と進めており、既にスポーツ分野では使われていますが、 本用途が一般産業分野での世界で初めての適用となります。今後両社は、開発した製品について顧客の評価を待って 実用化へと進む予定です。
「2002年日経優秀製品・サービス賞」受賞 (2003/01/08)
2002年日経優秀製品・サービス賞において、弊社の「フラーレンのサンプル出荷」が優秀賞・日経産業新聞賞を受賞
いたしました (2003年1月7日付け日本経済新聞、日経産業新聞掲載) 。
20余年の歴史の歴史を持つ同賞は、その年の優れた約50の新製品や新サービスを最優秀賞と優秀賞として表彰するもので、 各界の有識者によって構成される厳正なる審査会にて弊社の「フラーレンのサンプル出荷」は見事「2002年日経優秀製品 サービス賞・優秀賞・日経産業新聞賞」の栄光に輝きました。 フラーレンはその特性により1985年の発見以来、学術的研究や基礎検討が積極的に行われてきましたが、大量生産が困難で、 また非常に高価であったため産業界では研究開発は積極的には進まない状況が続いていました。弊社は知的財産や工業化に 関する知見を駆使し、2002年5月にこれまで「夢の材料」であったフラーレンを従来の1/10の価格でサンプル販売を開始 いたしました。それにより、フラーレンの研究開発が活性化され、現在国内では200社を越える企業でフラーレンを用いた 商品開発が鋭意進められています。 弊社では、今回の受賞をきっかけとして更なるフラーレンの低価格化や実用化に向け活動すると共に、各企業での開発が 活発になると期待しています。
フラーレン入りボウリングボールの製品化 (2002/12/20)
フロンティアカーボン株式会社は、本年5月よりフラーレンのサンプル出荷開始し、様々な産業分野における実用化を
模索してきましたが、この度、最終製品の第1号としてボウリングボールに使用されることが決定しました。
製品化に成功したのは国内唯一のボーリングメーカーの日本エボナイト(株)(大田区西六郷、山崎茂社長)で、ボウリング 製品業界最大手の潟Aメリカン・ボウリング・サービス(大田区北馬込、伊東正美社長)と共同で開発を進めてきたもの。 プロによる度重なるテストの結果、ボールリアクションやピンアクションに従来品にない優れた性能を発揮することが わかったため、マイボールを所有するような上級者、プロを対象に販売が見込めるとして製品化に踏み切ったもの。 新製品は、「NANODESU」の商品名で来年1月10日より(株)アメリカン・ボウリング・サービスより全国のサービス店を 通じ販売を開始されます(予定価格4万3千円)。 ナノテクの先端素材フラーレンを使った第1号の製品が、ボウリングボールという意外な形で世に出ることについて、 フロンティアカーボン社は、夢の素材フラーレンを使用した製品ができ、大衆の手の届くところまできたということは 画期的な出来事と受け止めています。過去の新素材の多くも世の中に受け入れられていく過程でスポーツ・レジャー 分野が牽引役となったことを考えあわせると、これを機に今後様々な分野での製品化に拍車がかかるものと期待しています。
フロンティアカーボン、京都大学と単離精製技術特許ライセンス契約 (2002/08/26)
この度、三菱商事株式会社(住所: 東京都千代田区 / 社長: 佐々木幹夫)主体のファンドと三菱化学株式会社
(住所: 東京都千代田区 / 社長: 冨澤龍一)の共同出資で設立され、5月からフラーレンのサンプル出荷を開始している
フロンティアカーボン株式会社(住所: 東京都中央区 / 社長: 友納茂樹)は、リクルート社の紹介により京都大学大学
院理学研究科小松直樹助手のC60他単離精製技術に関する未公開特許のライセンス契約を結びました。
ライセンスを受ける特許は未公開のため詳細内容については公表できませんが、今までC60、C70の分離はたいへん難しく、 コストがかかると言われてきましたが、小松助手のプロセス技術により、C60、C70を大量かつ安価に分離精製することが 可能になります。 発明者である小松助手は、ここ2年間、フラーレンの分離精製について様々な角度から検討を行い、今回の大量精製に 適用可能な分離プロセスの基礎的な発明に至りました。京都大学は、国際融合創造センターが中心となって産学連携を 推し進めており、今回のフロンティアカーボン社への技術移転は、今注目をあびているナノテク分野での技術移転となり、 多いに期待されているものです。 今回のライセンス契約により、フロンティアカーボン社は、自社開発の分離プロセス他複数の保有技術に加え、本技術の 使用権を得る事になり、ユーザーからの様々な品質やコストの要求に柔軟に対応することができるようになります。 なお、今回の産学連携の橋渡し役となったリクルート社は、1998年から大学発の技術移転ビジネスを展開しています。 これまでに約35の大学や研究機関などから800件以上の技術の開示を受け、既に100件以上の契約を成立させており、 京都大学からの技術移転については今回が初めてになります。
フラーレンの販売開始のご案内 (2002/07/15)
フロンティアカーボン株式会社は、ナノテクノロジー(超微細技術)の代表的な炭素系素材フラーレンを平成14年5月7日から、
1グラム当たり500円で出荷いたします。
北九州市の黒崎工場で年産400キログラムの設備を稼動し、独自の燃焼法を採用することで従来に比べ十分の一の低価格を 実現いたしました。フラーレンの量産設備は世界初です。 お問い合わせは当ホームページからのメール、もしくはフロンティアカーボン株式会社 営業販売センター(電話: 03-5159-6880)までお問い合わせください。
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